無名詩
そのご
紫蘭北斗
縋り付く指を振り払う
たった一つの所作で
僕は君の意味を奪った
そんなことにもきづけず
今まで生きてきた
罪悪感が僕を襲うとき
君に縋った
傲慢なことは分かっているのだ
罪悪だと信じるのだ
それでも
この手を振り払わずにいてくれたらと
やはり願ってしまうのだ
えごいすてぃっくきんぐだむ
管理人:紫蘭北斗・周防翼
公開日:2004.03.01